橿原市昆虫館へ春からずっと『アリ』のことを追い続けてきて
どうやら“女王アリ”というのがいるらしい
ってところまでたどり着いて
前日には近くの公園に“女王アリさがし”に出かけたけど見つけられず…
「昆虫館に行けば女王アリがいるかも！」
女王アリに会うために昆虫館に行くわけですが
着いたら係の方から
「女王アリが死んでしまいました」
と衝撃の事実が伝えられたのです
“死骸だけでも見ることはできないでしょうか？”
と確認すると
「標本にするために学芸員が持ち出しておりここにはいません」と
血の気が引きました
気を取り直してお昼ご飯
お菓子を食べるときに聞こえてきた声
「くるかなぁ？くるかなぁ？」
見ていると2人の女の子がお菓子を小さくちぎって地面に置いていました
アリをおびき寄せようとしていたのです
しばらく待つと小さなアリが来てくれました
2人は大喜びです
近くに寄ってくるアリを手ではらわない子たち
アリを「かわいい」という子たち
たまたま見つけたカマキリを見て動きを真似る子
「わたし、はじめてみた(見た)の！」と興奮する子
ダンゴムシを見つけて「かわいい」と叫ぶ子
この気持ちや感性持ったのまま大人になってほしいと思いました
そうこうしていると嬉しいニュースが
学芸員さんが標本を完成させて戻ってきてくれたのです！
女王アリの大きさにびっくり！！
隣にはハチの標本があって
「なんでハチのもあるの？」と聞くと
「アリはハチの仲間なんだよ」の言葉に「？」になっていました
昆虫館では目だけではなく耳や鼻からも昆虫に触れ
最後にはマダガスカルオオゴキブリを触らせてもらえたり
五感をフルに使って昆虫を感じることができました
もしかしたらこれきっかけでアリプロジェクトの幅が他の昆虫やその暮らしなどまで広がるかもしれません
この子たちならではのこだわりを大切にしながら
どんどん活動の幅が広がるといいなと思います
園長＊やすもとちかゆき
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