おしえて南花台 第11回 南花台防犯ステーション

今回は、コノミヤ1階にある防犯と南花台住民間の絆づくりのための拠点、
南花台防犯ステーションの皆さんに、設立までのお話や、実際に何をしているところなのかをお聞きしてきました!

防犯ステーション3
今回は、設立に関わられた数名と、現在も積極的に活動されているメンバー数名にお集まりいただきました(^^)

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左上から高橋さん・赤埴さん・丸勢さん・向平さん・山口さん
左下 から森口さん・坂田委員長・松嶋さん・三橋さん
Q防犯ステーションとはどういう場所ですか?
防犯と南花台住民間の絆づくりのための拠点
地域の安全・安心の拠点として、また住民間の絆づくりのために、有志が自治協議会の支援を得て、平成21年12月に設立されました。現在109名のボランティア会員が登録されていて、年末年始を除く、毎日10時から19時まで、交代で常に誰かがいる状態であり、防犯協力隊との連絡所にもなっています。
主に地域住民などから寄せられる各種相談・拾得物届・ポスターなどの掲示依頼・防犯カメラなどの設置協力など、内容は多種多様です。交番のない南花台にとって、存在価値は大きく、地域にとってなくてはならない存在となっています。

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※防犯ステーション横の掲示板
Qなぜ、設立を考えられたのですか?
南花台には交番がなく、当初警察署に交番を設置するよう依頼していたのですが、近隣地区に交番があり、距離的な問題で設置することができないことがわかりました。そこで、お隣の大阪狭山市が運営する民間交番があることを知り、提案しました。大阪狭山市の場合は、場所は市が提供し、ボランティアで運営するという形でしたが、南花台の場合、まずは場所や設立運営費用をどうすればいいかと考えることからのスタートだったので、そこで建設促進委員会を立ち上げました。立ち上げにはいろいろなご意見もありましたが、地域住民に貢献する目的ということで、多くの皆様のご理解とご支援を得ました。
幸いなことに、場所については南花台コノミヤさんのご好意で、1階の現在の場所を無償で提供していただくことができ、設立費用などについても、市から紹介していただいた、日本財団の助成金を受け、設計もボランティアでプロの設計士さんに依頼し、たくさんの方々の協力で設立に至りました。

 

サポート事務局:コノミヤさんはとても地域の活動に協力的だとお聞きしました。防犯ステーションの前例があるおかげで、2階のコノミヤテラスも快く貸していただけたそうですね。

 

コノミヤさんは、会社の経営方針の中に「地域住民に貢献する」という立派な理念と考えがあるそうです。
これからもコノミヤさんのご支援をいただき、防犯ステーションは安全安心な町づくりに貢献したいとおもいます。
Q.この場所に防犯ステーションができて良かったことは何ですか?
コノミヤさんは町の中心に位置し、地域の皆さんが集まりやすい場所なので、管理運営がしやすく、地域にも密着しているところですね。また定期的に、警官の立ち寄り所となっているのでコノミヤさんにとっても、地域住民にとっても安全安心の場所という位置づけになっていることです。
Q防犯ステーションでの具体的な取り組みは?

年間の主な事業・役割についてはこちらをご参照ください。
咲っく南花台 防犯ステーション

最近では、夏祭りのチケットを販売、そして大阪府警本部による振り込め詐欺防止の講演を企画し、コノミヤ南花台店 1階特設会場にて実施させていただきました。大変好評で、80名ほどの参加があり、また過去には振り込め詐欺を食い止めた実例もあります。

防犯教室
また、平成24年から25年にかけて、南花台地区にて空き巣被害が多発したことがあり、自治会より防犯カメラについての諮問がありました。防犯ステーションには、電子機器大手メーカーに勤務されていた方がボランティアスタッフにおり、色々と協議・提案し、他地域から南花台に出入りできる場所6か所に、防犯カメラを設置することが実現しました。同時に防犯カメラ設置の大きな看板も取り付けてもらいました。
実はこの防犯カメラは性能が大変よく、河内長野署より視察があったり、近隣地域からも注目され、富田林市も100台ほど採用したそうですよ。
尚、防犯ステーションとしては、定期的に市・警察・防犯ステーションでの3者会議を開催し、現状の把握や向上に努めています。
サポート事務局:コノミヤふれあい花壇は、防犯ステーションのボランティアの皆さんが管理されているんですよね?手入れは誰がしているの?いつも癒されていますなど、咲っく南花台にもまちの人から喜びの声が上がっていますよ♪

 

コノミヤ花壇

※コノミヤ南花台周辺に設置されているふれあい花壇

 

私たちも大変うれしいです。これからも頑張ります。

 

Qこれからの防犯ステーションについて
まちの高齢化が進む中、ここまで継続していけたことは、住民の皆さんの理解があってこそだと思います。ボランティアスタッフの中には、身体の調子が悪くなっても、防犯ステーションという戻る場所があり、それがモチベーションになっているから頑張れるとおっしゃる方もいらっしゃいます。
「安全・安心で暮らしよいまち南花台」をつくるため、男性も女性も関係なく、この取り組みをどんどん次世代へつなげて、10年、20年と 更に継続していけるように、住民の皆さんからボランティア会員への登録や協力をお待ちしています。

 

 

咲っくサポート事務局  2017.7.25取材