教えて南花台も記念すべき10回目を迎えます。
今回は、『咲っく南花台.com』のwebサイト運営を行っているatelier NOAHNOOR（アトリエ・ノアノール）代表、天川麻子さんにお話をお伺いしました。
Q.自己紹介をお願いします
広告・web・印刷物などのデザイン企画制作事務所、atelier NOAHNOOR（アトリエ・ノアノール）代表の天川麻子です。横浜出身、東京の広告代理店でグラフィックデザイナーとして勤務していましたが、結婚を機に退職、河内長野へ移住。出産後は専業主婦となり、のちに起業、南花台に移り住んで13年目。現在は小学生2人の子育てをしながら、河内長野を中心とした事業所や団体などの広告PRツール制作やイベント企画運営など、デザインを中心とした仕事をしています。
Q、起業のきっかけは？
子育てや主婦業に専念していた6年を経て、2人目の子供がよちよちと歩き出した2010年の7月、地域でデザインの仕事をやりたいという思いを行動に移しました。まずはできることからやろうと、 同年12月南花台の店舗をお借りし、【わたしの雑貨市】というイベントを友人と開催。同日企画として「スマイル！」という子供をテーマにした写真展も開催しました。この最初のイベントがとてもやりがいがあり、すぐにご縁をいただいて千早赤坂で開催【森のマルシェ】の企画運営に協力させていただくことになりました。こちらは2年間で計14回開催、また、あまみ温泉南天苑さまでは【奥河内オーガニックマーケット】を2年間で計5回開催させていただきました。専門分野であるデザインのチカラを生かしたチラシづくりに注力、集客の勉強を重ねました。イベントの企画にご理解をいただきながらチラシの裏に地域事業者様の協賛広告枠を設けたのもこの頃です。 元来「やりたい」と思っていたのは「地域に活きた広告デザインづくり」。イベント集客と紙媒体の広告の相互効果を実感できた瞬間でした。さらに、河内長野駅付近・酒蔵通りプロジェクト様からお声かけいただき、友人とともに【フード＆クラフト奥河内コレクション】（通称クラコレ）を2012年の10月からスタート。ここで本格的にパンフレットを冊子風にデザイン、協賛という形でデザインに特化した広告枠を設けて、地域全体のイベントとしてPRすることにチャレンジしました。 様々なイベントを企画・運営していくうちにたくさんのことを勉強させていただき、たくさんの人とのネットワークがつながったことを実感。そして、2013年の4月。奥河内.info情報誌創刊、奥河内.info情報サイト開設、つくるつながるコミュニティBON! BON!MARCHE（ボンボンマルシェ）イベント立ち上げと、新たな一歩を踏み出しました。地域の人・モノ・コトなどの情報発信のお手伝いをしています。
『みんなでつくる参加する』がモットーの河内長野市内地域移動型イベントBON! BON!MARCHEは今回で記念すべき30回目を迎えることになります。3月12日（日）、河内長野駅前・長野商店街がにぎやかなイベント会場になりますよ♪ ぜひご来場ください！
詳細はこちらから http://bonbon-marche.info/
奥河内.info情報サイトはこちら
地域での活動が徐々に認められ、市主催のシンポジウムやイベントなどのトークショーにもお声がかかることも増えていきました。
そして昨年、『奥河内 産業ギャラリー2016』女性が輝くビジネスモデルで、イベントの企画運営に使用したパンフレット・チラシ、事業内容等の展示をさせていただきました 。
サポート事務局：河内長野では女性の起業家として有名な天川さんですが、こうしてじっくりお話を聞いてみると、コツコツ自分の目標に向かって積み重ねてきた結果なんですね。
Ｑ、情報発信はもちろんですが、ご自身が積極的に地域のためにされていることはありますか？
atelier NOAHNOORでは、年一回、異業種交流パーティーを開催し、地域事業者の方と交流できる場を設けています。私たちだけでなく、たくさんの事業者の方々がその場で交流し、そこからつながりが生まれて新しいことがはじまることも多々ありますよ！ また、地域ポスティングやイベントなどでは、子育て中のお母さんを中心にサポートスタッフとして、仕事のお手伝いをしてもらっています。ポスティングはとても丁寧で、評判が良いんですよ。雇用の創出というとちょっとおおげさですが、スタッフは全員地域在住の主婦、企画スタッフ、サポート登録スタッフ合わせて40名以上います。地域愛＝地域のチカラになると信じています（笑）
Ｑ、現在の取り組みを教えてください
上記に挙げたような様々なイベントや、情報誌のおかげで、atelier NOAHNOORの活動やデザインのチカラが多くの方に理解いただけるようになり、河内長野市商店連合会のウェブサイト運用や、年一回のハロウィンイベント、ラブリーハロウィンのような地域を巻き込んだ企画などもお手伝いさせていただくことになりました。
また、市民公益活動支援補助金審査・協働事業選定委員のお手伝いや、河内長野市商連連合会理事として、新しく地域巻き込み型の事業を行う委員会の立ち上げにともない、初代委員長を経験させていただきました。その後、この咲っく南花台の情報発信のお手伝いもさせていただくことに。
現在は、ご縁があり2016年1月に南花台コノミヤショッピングセンターの2階に事務所を移転しています。
Q.移転して、何か変わったことなどありますか？
移転後、事務所並びにある地域の交流・発信拠点の『コノミヤテラス』での住民同士の交流が大変盛んになってきている様子を近くで感じることができました。南花台住民としてはとてもうれしいことでしたね。ですが、コノミヤテラスは関西大学の運用が5年という期限で決定していることに対し、一方で、私たちが運営管理をさせていただいている『咲っく南花台.com』が2年という期限を迎えることに、南花台住民としてこのままでいいのか？と疑問に感じることもありました。同時に、コノミヤテラスなどで多数の住民の方とかかわるうちに、何とか地域の力で『咲っく南花台.com』を継続して運営して欲しいという声もあり、まだまだ私たちにできることがあるんじゃないかな？と考えるきっかけになりました。 そして、同じ想いを共有できる麺棒万作さん・ダスキン河内長野さんに賛同していただき、事業者の会発足を決意しました。
Q．事業者の会についてお聞きします 。
立ち上げを決め、2月11日には、咲っく南花台商店会（仮称）の事業者説明会も開催し、多くの事業者の方参加していただき、たくさんの意見をいただきました。皆さん、やはり南花台が大好きで、このまちへの愛情がとても深いんだなと実感しました。一方、厳しい意見もあり、簡単なことではないと感じることもあります。 ありがたいことに新たに3名の方に役員として立候補していただきました。 現在、約35店舗の事業者の方に加盟の意思をいただいているんですよ。 先日、立候補していただいた役員3名を含む6名で役員会も開催しています。 役員のご紹介もさせていただきますね。30-40代という若手中心のメンバーで頑張っています。
【会長】atelier NOAHNOOR 天川
【副会長】ダスキン河内長野 工藤
【会計】麺棒万作 中野
【書記】ＲＡＫＵＳＯＵ 浦田
COOKIE HOUSE 西本
ＢＯＤＹＳＨＯＰ神谷 神谷
Q．事業者の会発足後の南花台について
まだまだ課題も多く、事業者の方や地域の方と意見交換をしている状況ではありますが、皆さん南花台をより住みやすく、良いまちにと考えておられ、この時期が一番の地域の力の見せどころではないかと思っています。『咲っく南花台.com』の運用も継続して行っていくことができそうです。今後は、事業者説明会の報告なども踏まえ、追加説明会も予定しております。
＜南花台事業者の会追加説明会＞
【日時】2017年3月20日
① 14：30～ ② 19：00～
上記の2回を予定しております。ぜひ、南花台の未来のためにまずはご参加いただき、意見いただければと思いますのでよろしくお願いします。
サポート事務局：これからの南花台が、事業者の皆さんの力で大きく変わっていく予感がしますね。南花台をきっかけにして、河内長野全体がもっと活性化していけばいいですね！
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取材日2017.2.27 [咲っくサポート事務局]
