今回は、昨年9月に新しく移転、オープンした南花台ふれあいプラザの皆さんに、設立の経緯や、活動内容、今後についてのお話をお聞きしました。運営委員長の牧さんをはじめ、運営委員の方々、主な団体の代表にも集まっていただきました。
左から、企画委員兼元気体操代表の小山さん・書記の山口さん・アートフラワー代表の喜多川さん
右から運営委員長の牧さん・役員兼、雀の会代表の野口さん
Q.ふれあいプラザの設立の経緯を教えてください。
ふれあいプラザ建設に関しては、河内長野の南地区には大きなコミュニティセンターがなく、南花台地区より、コミュニティセンターのための建設促進委員会が発足したところからはじまっています。その後も、委員会は尽力してこられましたが、他地区に大きなコミュニティホールが完成し、その方向性をかえずに、南花台地区にもなにか、住民の高齢者の皆さんがいきいきと交流できる場所をと、市と協議しつづけました。ちょうど、児童数の減少で校舎の空きが目立ち、何とか有効利用できないかという意見もあり、当初の南花台西小学校の一部の場所をお借りして、平成19年3月に完成、同年9月に設立しました。現在は、河内長野市と南花台自治協議会の支援により運営しております。
その後、南花台西小学校の閉校や、錦秀会看護専門学校様の開校決定なども重なり、平成26年には、錦秀会看護専門学校様の協力により、地域との連携の場所として維持することができるようになりました。
そして、ふれあいプラザは、平成28年9月1日に、現在の場所に移転し、再始動しています。オープニングセレモニーでは、河内長野市市長、錦秀会看護専門学校学校長、関西大学大学院、利用団体、役員・運営委員等約50名の参加で盛大に行われました。
※新しくオープンしたふれあいプラザの外観の様子
※室内の様子
Q.現在の具体的な活動内容をお聞きします。
南花台地区に居住する高齢者などが集う憩いの場を提供することにより、そのふれいあいの輪を広げ、生きがいづくりや、健康の増進に寄与することを目的としています。
福祉的観点を含め、「元気に楽しく老後を過ごす」を目的に、年間で1万人以上の利用があります。
現在の団体数は20団体、372人の方が登録し、利用しています。(※重複して登録している人も含む)
サポート事務局:せっかくなので、集まっていただいた各団体の代表や会員の皆さんにサークルのご紹介をしていただきます。
「プラザ茶屋」代表 小山律子さん
第1.3.4水曜日(9:00~12:00)第2水曜日(9:00~12:00)
現在58歳から93歳まで47名が登録、どなたも無理のないように、椅子に腰かけながら向かい合いながら、皆さんで楽しく笑顔の中、体操をしています。その時々で皆さんの顔色を見ながら体調を気遣い、声掛けもしています。どなたでもお気軽に参加していただけますよ。
「すずめの会」 代表 菊池道重さん
第1.2.3.5土曜日(9:00~16:00)第4土曜日(9:00~12:00)
現在32名の登録がありますが、人気がありすぎて入会待ちの状態です。近年、脳を鍛えるという観点から、麻雀などの娯楽が脳の活性化につながるということで人気があります。
「ア-トクラブ」代表 喜多川紀美代さん
第1木曜日(9:00~16:00)第4金曜日(13:00~16:00)
会員数は14名、様々な季節の木々から染め物をし、アートフラワーを作っています。最近では、会員さんの様々な得意分野から、アートフラワーだけでなくリースや、編み物、座布団づくりなど手作りの分野を広げています。
その他の利用団体、サークルなどの活動状況(平成27年4月末現在)はこちらをご参考に。
【その他サークル活動以外の取り組み】
◎毎年11月には「ふれあいプラザまつり」の開催
朝市の開催や、模擬店、各サークルの展示・舞台発表など、毎年にぎわっています。
今年度は、移転に伴い規模を縮小し、作品展のみ開催しましたが、来年度は例年通り開催できるように協議中です。
◎映画鑑賞会「プラザシネマ」年4回開催
上映作品は、回覧板ポスターなどでお知らせしています。
◎南花台ふれあいプラザだよりの発行
ふれあいプラザ利用状況や、活動内容などの情報を掲載し、発行しています。
Q.4月からふれあいプラザと錦秀会看護学校が同敷地内に共存することについてどうお考えですか?
オープニングセレモニーで錦秀会看護専門学校学校長様とお話ししましたが、同敷地内にプラザがあるということで、介護的観点からも高齢者の方とより近くで繋がることができる、学生にとっても良い機会ではないかと感じられているとお聞きしました。そのように私たちも、若い世代の方と身近に交流できる良いきっかけになっていくのでは?と、期待しています。
そして、私たちとともに、学生さんたちがどこまでこの地域に関わってもらえるかが、課題でもありますね。あくまでも、場所をお借りしているという意識のもとに、様々な地域連携の活用の場として、お互いに気持ちよく利用していけるように考えていきたいです。
Q.ふれあいプラザを通じての、南花台のまちへの思いをお聞きします。
南花台のまちは、この2.3年で急速に変化したような気がします。地域が一つになり、様々なことに挑戦することによって、また新しいものが生み出されているように感じます。ふれあいプラザの当初の目的はもちろんですが、錦秀会看護専門学校の開校をきっかけに、さらに地域連携の場として南花台の活性化につながるようなことに、できる限り協力していきたいですね。
サポート事務局:地域連携の場として、これからもふれあいプラザをたくさんの人が利用し、地域とのかかわり方を考えていくきっかけになればいいですね!
取材日 2017.1.24
[咲っく南花台サポート事務局]