今回は、南花台にある幼稚園、おしお幼稚園 理事長・園長 安本悦章さんに、幼稚園についての歴史や取り組み、南花台への思いをお聞きしました。
※左から 園長の安本悦章(よしあき)さん、園長代理の親之(ちかゆき)さん親子
Q:幼稚園の紹介や歴史、園での取り組みなどを教えてください。
おしお幼稚園は、南花台のまちができた昭和57年4月に園児8名よりスタートしました。
開園して数か月後には、50名にも園児数が増え、1年後の昭和58年には4部屋を新しく増築し、昭和60年には3号棟が完成、平成元年には300名を超える園児が在園しておりましたので、同時期に4号棟も完成することになりました。
※左側が1988年の園舎の航空写真、右側が現在の航空写真
開園して35年、現在では170名ほどの園児が元気に通ってくれています。 園名は、開園前の園舎建築の際、こちらの地名が”小塩台団地“だったところから「おしお幼稚園」という名前にしました。実はこのあたりは山の斜面が削られたゴルフ場だったんですよ。園の建設中には、近隣住民のかたがクラブを持って遊びに来られていた様子もよく見かけることがあったんです。
幼稚園では、地域社会と多くの交流を持ち、のびやかな環境の中で、心から幼稚園に通うことが楽しい!と思ってもらえるように知力・学力・体力がつくように、指導しています。また、普段の保育時間の中にも特別保育として、硬筆習字、英会話、お作法や、キッズダンス、体育あそびなどを取り入れています。
サポート事務局:咲っく南花台でもおしお幼稚園の取り組みや様子がアップされていますね。そのほかにも特別な取り組みはありますか?
アメリカ・カリフォルニア州のフランシス・パーカー・スクールの幼稚園と姉妹園となり、園児たちの作品の交流や、職員の交流を通じて、国際的な視野も広げています。園内にはこのようにその様子が掲示してあるので、子供たちも興味を持って見てくれていますよ。
また、北京オリンピック・ロンドンオリンピックともに競泳代表メンバーとして出場した、藤井拓郎さんはおしお幼稚園の卒園児です。帰国後、おしお幼稚園に来園され、園の子供たちと一緒に交流をする機会もありました。貴重な体験をさせていただいて、子供たちはとても喜んで
いました。又今夏開催されるリオオリンピックでも3大会連続の五輪競泳代表メンバーに選ばれました!
Q、南花台でのかかわりや、エピソードなどがあればお聞きします。
幼稚園の開園と同時期に南花台東小学校が開校されたのですが、こちらも児童数は50名程度、幼稚園の園児数も少なかったため、両方で運動会の開催が協議されていました。 そこで、小学校校長と相談し、当時では大変珍しく公立の小学校と、私立の幼稚園が一緒に第1回目の運動会を開催する運びとなりました。幼稚園児と、小学生が入り交って楽しく開催できたのを覚えています。 また、幼稚園では小学1年生と就学前の幼稚園年長児が交流を深める相互授業をやっていたこともありますし、その取り組みを復活させようという案も出てきています。平成元年に私自身が子供のPTA活動に関わる機会があり、そこから西小設立時や、地域の青少年健全育成活動に長年関わらせてもらって、現在でも色々と取り組んでいます。河内長野市が健全育成都市宣言をしていて、南花台でも家庭、学校をはじめ地域社会が一体となり、青少年が健やかに育つまちづくりというものを進めていますので、ボーイスカウトや、コミュニティスクール、夏祭り、ふれあいコンサートや、南花台ウォークラリーなど様々な地域の行事活動には積極的に関わらせてもらっています。地域の活動に関わるのは大変なこともありますが、とても勉強になることが多いです。そして何より子供の笑顔が見られることが一番うれしいですね。
Q.南花台の良いところはどこですか?
以前より南花台では「南花台は一つ」という言葉があります。幼稚園・小・中学校や自治会をはじめ、関係諸団体の方々が心をひとつにして、乳幼児からお年寄り迄の皆様の安心安全なくらしを見守っていこうという意味のことです。そういうことで住民のつながりがとても深い街だと思います。また、警察関係や教職員等、教育熱心な方が多く暮らしているので、子供たちを見守る目がとても多いのが安心できますね。青色パトロール隊や、見守り隊は全国表彰を受けるくらい防犯には徹底しています。そういった意味でも子供が安心できる街と言えば、南花台ではないでしょうか。そのおかげかどうかわかりませんが、子供たちも生き生きと育っているように思います。 教育においても、小中連携の相互教育に取り組んでいて、中学進学に関しても壁がなく、安心できる街だと思います。
サポート事務局: 子育て中のお母さんやお父さんには、安全面や、教育でも安心できる街だということですね。
おしお幼稚園は子育て支援にも力を入れています。
詳しくは、咲っく南花台のおしお幼稚園のページをご覧ください。
取材日 2016.4.15
<咲っく南花台サポート事務局>