おしえて南花台
第6回 コノミヤテラス

今回は、2年目を迎えたコノミヤテラスについてお話を聞いてきました。

コノミヤテラス、もうご存知の方も多いかと思いますが、実際に何をしているのか、何のための場所なのか、まだまだ知らない人もたくさんいると思います。そこで、コノミヤテラスの運営に取り組む関西大学建築環境デザイン研究室の学生の皆さんにお話を聞いてきました。

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※リーダーの関谷さん

 

リーダーの関谷さんはじめ、学生さんはコノミヤテラスに365日常駐されていて、実際に南花台のまちに暮らし、まちの様子を近くで見ながら、地域住民の意見を聞いて、地域交流の機会やイベントの企画・サポートをされています。

 

Q.コノミヤテラスとは?コノミヤテラスでの活動は?

昨年の10月3日にオープンしたコノミヤテラス。

コノミヤテラスは、南花台住民に限らず、地域の方々が気軽に立ち寄れる、交流拠点としてはじまりました。住民、学生、行政、企業など様々な団体や人が協働で運営しています。

そこに僕たち学生が入ることで、住民の方との意見をつないで交換したり、多世代とのコミュニケーションをはかったり、そこから新たな発見や色々なまちの交流が生まれています。

1年間、様々な活動を住民の方の意見を聞きながら一緒に活動してきました。

僕たちが企画することもありますし、コーディネートという形で関わらせてもらうこともあるので、住民の方自ら、こんなことができるのでは?から生まれた内容もたくさんありますよ。

 

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左から柴田さん・早川さん

 

Q.これまでの活動内容を教えてください。

たくさんありすぎて伝えきれないのですが、コノテラ通信というコノミヤテラスでの日々の出来事や、地域の情報を掲載した通信誌を、2016年7月より毎月創刊しています。南花台住民の皆さんには全戸配布していただいていますし、コノミヤテラスにも置いてありますので、ぜひ手に取って見ていただけると、どんな活動をしているのかがわかりますよ。

また、10月は1周年特別号も創刊しましたので、そちらをご覧いただければ、1年間の活動内容がすべて詰まっています。

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また、現在コノテラ通信は僕たち学生や、プロジェクトメンバーで作成しているのですが、これからはぜひ、地域住民の方と一緒にと考えています。

素敵な写真があるので、表紙写真に活用したい!みんなに伝えたいまちの魅力がある!など経験や資格はいりませんので、ぜひ一緒に発信してほしいです。

 

Q.1年間の活動を振り返り、印象に残った活動はありますか?

オープン当初から実施している、ラジオ体操ですね。

ラジオ体操は、世代を限らずみんなが参加できるのがとてもいいなと思っています。毎日コノミヤテラスがオープンする10時からの開催なので、そのままテラスに立ち寄っていただいて話をしたり、お買い物ついでに体操して帰られたりといろんな方が来ていて、そこから新しい友達や関係が生まれているようです。

ラジオ体操

※テラス前の廊下でラジオ体操する様子

 

その他の活動としては、健康クラブのスタッフとして活躍されながら、地域の看護師さんなど、医療や福祉に関する資格を持たれている方たちが月1回から2回健康相談会を行っていたり、福祉委員会さんやボランティアの方々による子育てサロンなどにも利用していただいて、多くの子育て中のママさんたちが交流されています。

健康クラブ(後藤さん) 子育てサロン (1)

健康クラブの活動の様子           ※子育てサロンの様子

健康相談会

※健康相談会の様子

 

このように、地域住民同士、地域住民と学生、というふうに立場や世代が異なる方々が、交流する場としてこの1年間コノミヤテラスは活用されていました。

 

Q、コノミヤテラスが出来て、南花台のまちが一番変わったと思うことは何ですか?

交流拠点ができたことで、多世代のつながりの機会が増えたように感じています。

子ども達が放課後、宿題を持って集まったり、そんな姿を楽しみに来るおじいちゃんやおばあちゃん。

コノミヤテラスに来れば、常に誰かがいる。ほっとする場所。仲間ができる場所。

色々な意味合いはあると思いますが、それぞれが色々な思いを持って集まってきてくれる、それがつながって地域住民同士の世代を超えた日常的コミュニケーションが生まれる。コノミヤテラスという地域の交流拠点が出来たことが、地域活性の大きなポイントになっていると思います。

子供達

 ※放課後テラスに集まる子供たち

 

Q、今、現在取り組まれていることと、今後の南花台について

南花台には現在、空き地が目立つようになってきています。

その空き地や未利用地を有効利用しようと、家台プロジェクトが立ち上がっています。

道路や空き地をもっと楽しく、自由に使うことを目的として、地域の色々な場所で、活用しています。

最近は、僕たち関大生が地域の様々な場所で、朝から家台でトーストを焼いたり、卵を焼いたりして朝ご飯を食べる「朝ごはん会」を行っています。場所は、毎回秘密で不定期で行っていますが、コノミヤテラスに来たことがない人も、声をかけてくれたりするので、またテラスとは違う交流の一つになっています。

 

家台モーニング1 家台モーニング2

また、コノミヤテラスでは、地域の人みんなでご飯を持ち寄り、食事をしながら交流しようと「たいしろうのバー」を開催しています。

今年9月から月に1回のペースで開催していますが、いつもと違う雰囲気でみんなで食事をしたり、気軽に話をしたりできるような、コミュニケーションの場づくりを行っています。

 

たいしろうのバー

※たいしろうのバー開催の様子

 

コノミヤテラスは、誰でも立ち寄れる場所・雰囲気づくりを進めています。こういった活動をもとに、今後も僕たちが人と人をつなぐきっかけになればいいなと思っています。

 

サポート事務局:地域住民同士が、世代関係なく交流できるのも、コノミヤテラスという拠点が出来たことと、その多世代をつなぐ役割を運営に取り組む学生さんがしてくださっているんですね。

 

コノミヤテラスの活動内容や詳しい情報はこちらからご覧になれます。

http://nankadai.com/post_3218

コノテラ通信や・コノミヤテラスのカレンダーなども掲載しています。

 

 

取材日 2016.10.28

[咲っく南花台サポート事務局]